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たまにはお堅いことでも。。。 [大事なコト]


「環境省が住宅密集地での犬猫の適正飼育に関するガイドラインをまとめた」

・・・今朝、目に留まったニュース。


 

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新聞の中で物思い中...

 

そこで早速環境省のWebsiteでガイドラインをチェック[かわいい]

 日本の犬や猫の飼育頭数は、一般社団法人ペットフード協会の推計によると約2,700万頭にも達しており、未成年者の数よりも多く なっています。ペットとして飼育される犬や猫の位置づけや役割も変化し、家族の一員、パートナーとして扱われるようになってきています。

  一方で、飼育頭数の増加及びライフスタイルの多様化とともに、種々の環境で犬や猫が飼育されるようになり、不適正な飼育などから飼い主とその近隣住民など との間でトラブルが発生し、しばしば感情的な対立を引き起こすようになっています。このような状況を未然に防止していくために、必要に応じて行政と地域が 協力してルール作りを進めることが期待されます。

 本ガイドラインでは、人と人との距離や人と犬や猫の距離が近く、人と犬や猫とが共生し ていくために種々の配慮が必要となってくる住宅密集地(集合住宅を含む)において、人と犬や猫が調和した快適な居住環境の維持向上、人と犬や猫が共生でき る町づくりを図るための基本的なルールを示すことを目指しました。

ガイドライン全文は環境省Websiteへ:動物愛護と適正な管理

 

ガイドラインの中では「ペットを飼う」ということに加えて地域猫についても触れられており、
なかなか興味深い内容だった。

・ 犬や猫を飼うことに対する飼い主としての責任。
  費用面でも体力面でも負担があるから、飼う前に しっかり覚悟すべし!!

・犬や猫を入手するのはペットショップやブリーダーから購入するのが一般的だけれど、
 是非、保 護施設や保護ボランティアからの入手を検討してほしいということ。
  子犬や子猫は可愛いけど、細やかなお世話が必要。
  大人の犬や猫は性格や性質が判断しやすいし、お世話が比較的楽なのだ。
  また、小さい頃は親兄弟と過ごして社会性を身に付けることもとっても大事。

・現在飼育されているペットの半数が7歳以上(10歳以上は3割)のシニアと呼ばれる年齢で、
 飼 い主は介護についてしっかり考える必要があること。
  飼い主が高齢になったときに、高齢ペットのお世話がちゃんとできる?
   そのことも見据えておかなくちゃいけないのだ。

・年間約20万頭の猫が収容され、その多くが殺処分されているという事実。
  収容されるのは、不妊去勢手術をしていないために生まれ た、生まれて間もない子猫が大半。
   だから、飼い主のいない猫の適切な管理が大事。

 

 

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新聞はもぐるモノなのです。ほら読んでないでもぐって[ひらめき]

 

 

特筆すべきは地域猫*について。
  *地域猫:飼い主がいない猫に不妊手術をした上で、地域のボランティアが餌やりや排泄物の片付け等の世話をする取組み

ガイドラインでは地域猫について「野良猫を排除するのではなく地域住民が飼育管理することで
ト ラブルを無くすための試み」と評価し、「野良猫問題」というより「地域環境の問題」として
猫嫌いの人をも含む地域全体で合意して活動することが必要だと指摘している。

様々な立場の人が暮らす中で、合意を形成するのは簡単ではないかもしれない。
けれども、 こうして明確な指針が示されたことはものすごく意義があると私は思う。
時間はかかるかもしれないけれど、ここに書かれたような共通認識を育てていくことが
きっと、地域で暮らす者(人も、動物も)にとって幸せな結果をもたらしてくれるはず。


もうすぐ春。子猫がたくさん生まれる季節。
生まれてくる子のすべてが 幸せである日がきますように。。。

 

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ぽちっとしてね

 


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コメント 11

花火師

一番海苔です!
この話題、ラジオでもやっていて考えさせられました。
うちの2ニャンももうすぐ8歳・・・介護も必要になるんでしょうね
by 花火師 (2010-03-17 00:18) 

プランツマーケット

上手く共存できる社会と、すべての新しい命に幸せの光が差します様に。。。
初めてウチの子にあった時は、生後約1か月の半野良。これ以上増えるのは困ると言う事で、3か月になるのを待って我が家へやってきました。
このニュース、色々考えさせられます。
by プランツマーケット (2010-03-17 00:50) 

ayafk

ノラが幸せに暮らせる社会が幸せでない筈ないですもんね。

by ayafk (2010-03-17 12:12) 

タッジーマッジー

環境省が野生動物以外の活動するなんて意外でした。
ケータイからなんで、後で全文チェックします。
動物好きが注目しそうなニュースですけど、
動物嫌いの方にも興味持って欲しいですね。
by タッジーマッジー (2010-03-17 14:43) 

Rae

先進国の日本だけれど、このことに関してはかなり遅れた国だと思います。
要らなくなったら“処分”とか…遅れてるとしか言いようがないと思います。
人間にも虐待が増えてきてるし、命の問題について、考え直すいい機会だと思います。
by Rae (2010-03-17 22:35) 

kurako

*花火師さま
ラジオでもやってたんですねー。
アトムくんたち、もう8歳ですか!
なんか、まだまだシニアと呼ぶには遠い感じがします^^


*プランツマーケットさま
あら~。ニケちゃんはお外猫だったんですね。
こっこも少しお外経験があります。
元飼い主の引っ越しの際、兄弟猫といっしょに置き去りにされたそうなのです。
今回のガイドラインには、飼い主の責任についても書かれています。
飼い始める前の心構えにかなりの量が割かれています。
当り前のことが書かれているのだけれど、飼い始める前にこそ読んで欲しい指針です。


*ayafk さま
地域猫としてちゃんとお世話することで、おトイレをきまった場所でするようになるとか、ゴミを漁らなくなるとか、猫嫌いの人にとってもメリットがあるのだと書かれています。
そんな共通認識をみんながもつことができれば、猫も、猫好きの人も、猫嫌いの人も、穏やかな気持ちで暮らせそうな気がします。


*タッジーマッジーさま
動物愛護は環境省の管轄なので、ペットもこちらです^^
立場の違いを超えて、多くの方に読んで頂きたいガイドラインです。
だって、こういうことを知っていれば、生活する中での無用なトラブルも避けられるし、動物から受ける被害やストレスも減少できると思うのです。


*Raeさま
本当にそうですね。遅れていると思います。
最近になってようやく、方向転換し始めようともがいているのだと思います。
長年積み重なってきた人々の意識は、そう簡単には変化できないとも思います。
だから保健所や動物愛護施設へ持ち込まれる犬猫が後を絶たないのでしょう。
でも、難しいからと言って放置するのではなく、少しずつでも変わっていければと思います。
by kurako (2010-03-17 23:27) 

パトラ

こんにちは、はじめまして^^
nice!ありがとうございました。
ただののら猫と呼ばれるよりも、地域猫として
幸せに暮らして欲しいですよね。
ボランティアさんが、避妊・去勢手術や、えさなどのお世話を
してくださってますが、まだまだ嫌がらせも多くて
本当に日本は、この面で、すごく後進国だなぁって思います。
by パトラ (2010-03-18 13:43) 

うに

地域猫の考え方も、その呼び方も、好感が持てます。
近所の、地域猫ちゃんが元気に暮らす路地は
ヒトもなんだかあったかいんです。(^^)
by うに (2010-03-19 21:05) 

kurako

*パトラさま
ボランティアさんの活動、なかなか厳しいのですね。
いけないのは猫を飼う責任を放棄した人なはずなのに。
ちゃんとその活動が理解されて、努力が報われる日が来るといいなぁ。


*うにさま
なにごとも簡単に排除しちゃうのではなくて、大らかに受け入れる
懐の深さがあるのかな。
そういう場所は人同士もあたたかくつながっていそうな気がします^^
by kurako (2010-03-19 22:00) 

TAKUMA

野良ねぇ、難しいですよねぇ。
昔、都会にも野良犬って、けっこういましたけど、今はまったく居なくなってしまいましたね。
そんだけ処分が徹底しとる…それもどーなんだか。
いろいろ考えさせられますね。
ぼーっとしてるきょんも、シアワセものよ。

「飼い主がイマイチを除けば、ニャ」byきょん


by TAKUMA (2010-03-20 10:42) 

kurako

*TAKUMAさま
野良犬、都会では本当に見かけないですね。
犬は鑑札が義務付けられてるから、結構厳格に管理されてますよね。

この環境省のガイドライン、本当に当り前のことが書かれているのだけれど、
それを書く必要がある、というのもまた現実なんだなぁと思います。

きょんちゃんは幸せだよね^^
大好きな飼い主さんが美味しいお刺身くれるしね♪

by kurako (2010-03-20 11:28) 

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